札所29番 笹戸山 長泉院

分けのぼり 結ぶ笹の戸 おし開き
仏を拝む 身こそたのもし

大きな石灯篭の間を進むと間口の広い本堂の正面にでる。
本堂の天井は、千社札を貼ったようにみせながら、実は文字を彫り、黒漆を塗った納札天井となっている。
堂内正面には葛飾北斎の描いた『桜図額』が掲げられている。
札所二十九番が「石札堂」(正式には「石札道場」)といわれるのは、文暦元年(1234年)に、性空上人らが秩父を巡錫(じゅんしゃく)した折に、石札を納めたと伝えられることに由来している。

石札堂

石札堂のいわれは、秩父札所を開創したとされる性空上人ら十三権者が、文暦元年(1234年)秩父巡礼をした際に、石札を納めたことによる。
「石札定置巡礼」と彫られた石札(せきさつ)は、寺宝として本尊の前にまつられている。

参道の入口

参道の入口の右手には「笹戸山石札道場」と刻まれた石碑が、左手には「笹戸山長泉禅寺」と刻まれた石碑がある。
左手の石碑の後ろには「よみがえりの一本桜」と呼ばれるみごとな枝ぶりの枝垂れ桜が根を張っている。

 基 本 情 報
本 尊 聖観世音菩薩
宗 派 曹洞宗
御詠歌 分けのぼり 結ぶ笹の戸 おし開き
仏を拝む 身こそたのもし
長享番付 第9番 篠戸
住 所 〒369-1871 埼玉県秩父市荒川上田野557
電 話 0494-54-1106
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駐車場

普通車:〇
マイクロバス:〇
大型バス:〇

アクセス

●電車
秩父鉄道 浦山口駅下車 徒歩15分
●二十八番から
徒歩40分(1.8km)

地図  札所二十九番長泉院周辺の地図

みどころ

・桜図額(伝 葛飾北斎)
・よみがえりの一本桜

ご利益

・秋葉三尺坊大権現
  (火防の神)
・延命地蔵尊
  (健康・病気平癒)
・商売繁盛

ご縁日(行事)

・3月15日
  秋葉三尺坊大権現縁日

御守り

 

花ごよみ

・枝垂れ桜(4月初旬)