心の癒やしと願いを叶える旅、秩父札所めぐり。
秩父札所は、埼玉県秩父地域に点在する三十四の観音霊場をめぐる巡礼の道です。
文暦元年（1234年）に開創され、江戸時代には関所を通らずに訪れることができる信仰の地として、庶民の心の支えとなってきました。
約100kmにおよぶ巡礼路には、自然豊かな山道と素朴な街並みが続き、四季折々の美しい風景の中で祈りのひとときを過ごすことができ、観光としても、参拝・巡礼いただけます。
観音さまとのご縁を結び、自分と静かに向き合う――
そんな時間を過ごしたいと願う方にとって、秩父札所はそっと寄り添ってくれる場所です。
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季節ごとに巡る、札所の風景
秩父札所午歳総開帳
12年に一度、扉の向こうへ
午歳総開帳がはじまるまで残り1年を切りました。
12年に1度の午歳に御本尊さまの扉を開きます。
これが午年総開帳（うまどし そうかいちょう）です。
普段、私たちが目にしている観音様は、
実は「御本尊さま」ではなく、
その代わりにお祀りされている
「御前立本尊さま（おまえだちほんぞんさま）」です。
本来の御本尊さまは、大切に守られており、
その前に御前立本尊さまが置かれているのです。
秩父札所34ヵ所では午歳に一斉に御開帳するので「午歳総開帳」と呼ばれています。
御本尊さまを直接にお参りすることができ、秩父地域全体がパワースポットと言われる時期になります。
・午歳総開帳の時期
2026年3月18日～2026年11月30日
