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午歳総開帳とは?

「午歳総開帳(うまどしそうかいちょう)」は、埼玉県の秩父地域にある34寺院(秩父札所)の御開帳。
12年に一度の午歳(うまどし)に、一斉に御開帳を行うので「総開帳」と言われています。

秩父札所の34寺院で、どなたでも観音さまのお姿に直接お参りすることができます。
この総開帳は、江戸時代から続く伝統行事でもあり、一斉に普段は見ることのできない観音様が見れることから、秩父地域がパワースポットになるとも言われています。

秩父巡礼者の背中
午歳総開帳行列の様子
午歳総開帳の期間画像

札所とは?

秩父札所は、埼玉県の秩父地域にある34寺院のことです。
鎌倉時代から始まり、790年の歴史をもつ観音霊場(観音様をおまつりするお寺を巡る巡礼地)です。

秩父札所でのお接待風景

総開帳でしか体験できない
4つの特別体験

記念御朱印

記念御朱印

総開帳の期間中だけ授与される特別な御朱印です。
札所巡りの証としてはもちろん、この時期ならではの記念として多くの方が受けに来られます。

秘仏公開

秘仏公開

特別散華配布

特別散華配布

御手綱

御手綱

午歳総開帳公式ロゴができました!

790年の巡礼文化×アールブリュット

観音霊場として初めて、アールブリュット*1作品を公式ロゴに採用しました。

アールブリュットとは、湧き上がる衝動に従って制作するアートを総称する言葉です。   

社会福祉法人清心会のアーティストによる作品を、午歳総開帳の公式ロゴとして採用しました。

観音さまの慈悲の心は、すべての人々を包み込むもの。どんな人でも受け入れ、どんな願いにも寄り添う観音さまの精神と、アールブリュットの純粋な表現が重なり合います。

このロゴには、790年続く巡礼文化が、これからも多様な人々とともに歩んでいくという願いが込められています。

*1 アールブリュットとは、純粋な衝動で生み出した「生(未加工)の芸術」であり、日本では、障害者アートとしても知られ、独自の表現が評価されている。
午歳総開帳公式ロゴ1
午歳総開帳公式ロゴ2
秩父札所での経本読む風景

日帰り温泉で心もあったまる

巡礼のあとは温泉へ。受付で御朱印を見せると特典が受けられます。

よくある質問

Q1. 総開帳って何ですか?
A. 普段は見ることができない御本尊が特別に御開帳(公開)され、拝観できる貴重な機会です。秩父札所の34寺院では、12年に一度の午歳(うまどし)に、一斉に御開帳を行うので「総開帳」と言われています。
Q2. 総開帳では何が行われるの?
A. 各札所(寺)の秘仏の御本尊(観音様)が御開帳され、観音様と繋がれた御手綱(おてづな)に触れることで深くご縁を結んでいただけます。
・通常の御朱印に記念印が加えて押印されます。
・御朱印を受けた方に散華(さんげ:花びらをかたどった色紙)が配布されます。
・さまざまな関連行事や記念品の授与などもあります。
Q3. 秩父札所って何ですか?
A. 埼玉県西部の秩父地域にある34の寺院のことで、文暦元年(1234年)3月18日に開創された観音霊場です。昔の巡礼では、自分の名前や願いを書いた「札(ふだ)」をお寺に打ち付け、心願成就やご利益を願ったことなどから、「札所」と呼ばれるようになりました。
Q4. 誰でも自由にお参りできますか?
A. はい、どなたでもお参りできます。どの札所も拝観料は無料で年中無休です。
※紅葉期間中、8番札所「西善寺」のみ拝観料をお願いしております(御朱印を受けた方は不要)。
Q5. 何日くらいで巡れますか?
A. 秩父札所ひと巡りは約100kmです。
車では3~4日、徒歩では7~8日ほど。数回に分けても構いません。
Q6. どの札所から始めればいいですか?
A. どの札所からでも可能です。江戸時代中期に巡りやすい順番が現在の順になりました。
Q7. 御朱印はどこでもらえますか?
A. 各札所の納経所でいただけます。ただし、札所2番は光明寺、札所5番は長興寺が納経所です。御朱印(納経)料は500円です。
Q8. 御朱印を受けられる時間は?
A. 3月~10月は8:00~17:00、11月~2月は8:00~16:00です。
※お昼休憩は12:00~12:30。
Q9. 重ね印でも特別御朱印はもらえますか?
A. 総開帳の期間中であれば、重ね印にも特別記念御朱印を押印いたします。重ね印をおすすめしておりますが、新しい御朱印帳を用意される方もいらっしゃいます。
Q10. 巡礼はどういう意味があるのですか?
A. 巡礼は観音さまに手を合わせる祈りの旅です。各札所(寺)を巡りながら、自分の心と向き合い、日常を見つめ直す時間でもあります。ただの観光ではなく、感謝や願いを胸に巡る心の歩みです。服装に縛りはなく、どなたでも気軽に始められます。
Q11. 参拝時の服装や持ち物は?
A. 動きやすい靴・服装が最適です。正式な服装は「装束(白衣・輪袈裟・金剛杖)」ですが、決まりはありません。
Q12. 参拝・巡礼時の持ち物は?
A. 必須の持ち物は特にありませんが、夏場は帽子や飲み物を忘れずに。
巡礼をより深く味わいたい方は経本、納め札、納経帳、線香・ろうそくなどがあると便利です。
Q13. 巡礼用品はどこで買えるの?
A. 秩父札所連合会公式通販サイト で購入できます。各札所でも取り扱いがあります。
Q14. 札所ごとにお参りの作法はありますか?
A. 難しい決まりはありません。感謝の気持ちを込めて静かにお参りください。
※札所27番は参拝後に御朱印を受けることを厳格に実践しています。詳細は 参拝心得はこちら
Q15. 「百観音」って何ですか?
A. 秩父札所34観音霊場は、西国三十三観音、坂東三十三観音と合わせて「日本百観音」に数えられています。