御詠歌  巡りきて その名を聞けば 明智寺 心の月は くもらざるらん

明智寺は建久二年(1191年)、明智禅師の開創と伝えられる。
観音堂は札所五番語歌堂と同時代同形式で建立されたが、
明治16年に落雷で焼失して以来仮堂のままだったが、近年再建された。
このお寺は安産子育ての観音菩薩として有名で、
毎年1月16日の縁日には各地より女性参拝者でにぎわう。

安産・子育ての観音さま

恵心僧都の作といわれる如意輪観世音は、安産・子育ての観世音菩薩として知られ
1月16日と8月16日の縁日には女性の参詣者でにぎわう。
天正の頃、兵衛という少年が盲目の母親と観音堂にこもって一心に読経をしたところ、
明け方に母親の目があいたことから、眼の病の治癒にもご利益があるといわれている。

文塚

境内左手の小さな祠には、その昔女性の願いを納めたといわれる文塚と地蔵尊がまつられている。