御詠歌 西光寺 誓いを人に 尋ぬれば ついの住家は 西とこそ聞け
山門をくぐると正面に宝永7年(1710年)に建てられた本堂があり、
本堂正面の欄間には、釈迦の涅槃像等の刻まれている。
右手には四国八十八箇所霊場の本尊模刻が並ぶ回廊堂が建っている。
この回廊を巡ると、四国八十八箇所を巡るのと同等の功徳が得られ、
観音様の功徳と共に弘法大師のご利益も得られるといわれている。
春には白壁にそってボタンの花が咲き競う。
禅宗の多い秩父札所にあっては希な真言密教寺院である。
4月10日は金比羅様縁日で、祈願の護摩が焚かれ、
その時期には山門の枝垂桜が満開になる。

札堂
回廊堂の手前にある小さなお堂は札堂といい、
柱にはかつて巡礼する人達が木製の納札を打ちつけた釘や釘の跡が数多く残っている。
札所めぐりのことを「打つ」とも言われるが、ここに由来している。
秩父札所で札堂が現存しているのは、西光寺だけである。
また、この札堂で般若心経の写経をすることができる。
納経所に声をかけると、写経用紙と筆が借りることができる。
費用 1,000円(写経用紙セット(写経の手引入り)はお持ち帰りください。)
にぎやかな境内
境内には仏足石があり、酒樽大黒天や金比羅大権がまつられ、見どころが多い。