御詠歌  御手にもつ 蓮のははき 残りなく 浮世の塵を はけの下寺

秩父市街の中心部にあり、西武鉄道・西武秩父駅、秩父鉄道・御花畑駅からほど近い。
黒塗りの整った薬医門様式の山門が目に入る。
本堂は、明治11年(1878年)の秩父大火で焼失したが、
明治34年(1901年)に一番四萬部寺の本堂を模して再建された。
5月8日に花まつり、7月8日にあめ薬師が行われにぎわう。

なお、境内には秩父札所連合会の事務所があり、巡拝者の窓口となっている。

あめ薬師

正面の観音堂には、瑠璃殿と書かれた扁額も掲げられている。
内陣には「あめ薬飾」と呼ばれ親しまれる薬師如来像が祀られており、
目の健康にご利益があるといわれている。
7月8日の縁日には「め」と書いた絵馬が奉納され、
境内では黒ごまの入った  「ぶっかき飴」が売られる。
多くの露店が門外にまでならび、大勢の人で賑わう。

経蔵

山門をくぐると右手に経蔵があり、一切経1630巻が納められた輪蔵があり、
まわすことで一切経の功徳にあずかれる。
秩父札所の縁起で開創者と伝えられている十三権者(じゅうさんごんじゃ)の木像も安置されている。