御詠歌 老いの身に 苦しきものは 野坂寺 今思い知れ 後の世の道
桜並木のゆるい登り坂の参道を通ると、正面には白壁が美しい黒い楼門がそびえる。
庭を隔てた正面にある本堂は、明治39年(1906年)に火災で焼失したが、
その後昭和49年(1974年)に再建された。
境内は広く、季節ごとに草花が咲き誇り、一遇に花塚も立っている。
盆送りの行事である8月16日の灯篭供養が有名。

個性豊かな山門と仏像
桜並木の参道をぬけると重層楼門造りの山門がある。
山門の表には閻魔大王、中には風神雷神雨神等の木像が並び、にぎやかな雰囲気がある。
別棟には十三仏尊像が並び、小堂には子授け観音・弁財天が、本堂入り口にはふれあい観音がある。
花木が多く美しい境内
境内は丁寧に整備されており、桃・ツツジ・藤・紫陽花・蓮等の花々が四季折々にその美しさ見せてくれる。
本堂裏は庭園になっており、滝からの清水が滾々と池にながれこんでいる。