秩父札所三十一番 観音院


鷲窟山(しゅうくつさん) 観音院(かんのんいん)
本尊:聖観世音菩薩 宗派:曹洞宗

 

志賀坂峠に通じる国道299号線を進むと特異な山容の両神山が近づいてくる。栗尾のバス停から右に入り、道なりに進めば約45分で観音院の山門に着く。仁王門から急な石段を上ると、途中に巡礼者や吟行会の句碑が数多くある。
境内には、磨崖仏といわれる爪彫りの千躰仏が、奥の院へ向かう途中の岩窟にも石仏があり、約1万8千体の石仏があるといわれている。
胎内くぐり、鎖場、展望台など秩父の札所の中では、やや体力が必要とされる。

住所:埼玉県秩父郡小鹿野町飯田観音2211
電話:0494-75-3300

 

本尊の奇瑞

観音堂に安置されている本尊聖観世音は行基菩薩の作と伝えられるが、将門の乱で所在を失ってしまった。その後、畠山重忠がこの地に狩に来たとき、遠くの梢の鷲の巣に家臣に命じて矢を射らせたところ、命中しているにもかかわらず矢がはねかえったのを不思議に思い、巣をおろしてみたところ、巣の中から所在不明だった観音像があらわれた。奇縁に感じた重忠が堂宇を建立して聖観音を安置したのがこの寺の始まりと伝えられている。

爪彫りの磨崖仏

聖浄の滝の左手の岩場には、弘法大師が一夜にして彫ったと伝えられている千躰の磨崖仏がある。
正式には「鷲窟磨崖仏」といい、埼玉県指定文化財である。
奥の院に向かう岩窟にも石仏があり、山全体では十万八千体の仏があるといわれている。

札所三十一番への行き方

西武鉄道・西武秩父駅から西武観光バス「栗尾・坂本ゆき」バス52分。栗尾下車、徒歩1時間。栗尾から道沿いの山門まで45分、山門から本堂まで坂道と約三百段の石段を15分登る。三十番から徒歩約6時間。(18km)

駐車場

普通車:可 マイクロバス:可 大型バス:可