秩父札所十七番 実正山定林寺(じっしょうさん じょうりんじ)


本尊:十一面観世音菩薩  宗派:曹洞宗

住所:埼玉県秩父市桜木町21-3
電話:0494-22-6857

やや市街地を外れた、野寺の趣の深い寺。別称を「林寺」といい、林家の持寺として開創された。
観音堂は吹放しの回廊をとりまわし、正面の欄間の左右の花鳥図透かし彫りが美しい。
本堂手前にある鐘楼の梵鐘には西国、坂東、秩父百観音のご本尊が浮き彫りにされ、それぞれの札所の御詠歌が刻まれている。
当初の梵鐘は江戸初期の火災で本堂とともに消失したといわれ、現存の物は宝暦8年(1758年)に再鋳されたものである。
『長享の札所番付』(後述)には、札所一番と記されている。

『長享の秩父札所番付』(県指定文化財)の札所一番

札所三十二番法性寺の寺宝で「長享二年(1488年・室町時代)秩父札所番付」では、定林寺が札所一番で秩父札所は三十三ヶ所であったと記されている。
創建時は秩父大宮妙見宮(秩父神社)の近くにあったため、妙見宮をお参りしてから札所めぐりをはじめたといわれている。
江戸時代後期に現在の場所に移された。

百観音の梵鐘

西国、坂東、秩父の百観音のご本尊を浮き彫りにした梵鐘は、埼玉県指定有形文化財に指定されている。
鐘の音のすばらしさから、秩父三名鐘の一つといわれている。また、お参り前につくとお金が入ってくる「入りかね」とも呼ばれている。

札所十七番への行き方

●バス:西武鉄道「西武秩父駅」から西武観光バス「小鹿野車庫・栗尾ゆき(相生町経由)」・「皆野駅ゆき(寺尾経由)」・「黒谷駅循環」各13分、
  「札所十七番入口」で下車徒歩3分
●十六番から:徒歩20分(1.3km)

駐車場

普通車:可  マイクロバス:可